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差別 ~偏見と経験~

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子どもたちの夢としてあげられる職業に”youtuber”がある
彼らの親は、これを聞いてどう思うだろう。きっと、大半は快く思わないのではなかろうか
知っての通り、youtuberという職業は一言でいえば不安定であり、売れるまで食べていけるかは分からない
そして、そこには迷惑系youtuberと呼ばれる者がいる
この前また有名なyoutuberの一人が炎上したばかりだ。どうやら、ホームレスに対しての暴言を吐いたらしい
「猫よりホームレスの命は軽い」というのである。さらには、臭いとまでも吐き捨てた
私はこれを聞いたとき、”ショック”・・・であった。
当然、彼を知らない人たちはもちろん善と正義のため、「それは違う!」と声をあげる
私としてもその暴言に至っては、とても擁護できるものではない。むしろ軽蔑さえする
批判さえ、する
ところで彼は金持ちである
「金持ちだから、貧乏人の気持ちがわからないんだ」「そんなこと言えるのは、苦労したことが無いからだ」
彼を知らない誰かが言う。過去を知らない誰かは言う。もちろん、止めることなんてできない
彼らは「正しい」のだから。しかし・・・
私はとっさに言った。NO!…と
なぜなら、上記に述べた”ショック”という衝撃は。彼が顔つきさえも見るからに邪悪に成り果て
「いじめられっ子が泣き寝入りするなんておかしい。いじめをした者への制裁が必要」という
数年前に見られた”正義”とは異質と化してしまったからである
ここで彼の過去を語ろう
彼は元いじめられっ子であった。彼は貧乏で苦しんだ者であり、昼食代500円を書籍代にあて。稼ぐために勉強をした
トイレで水をかけられ、画鋲をおかれ、教師から何もいじっていない髪を直せと言われ、げんこつをくらう
元被害者であった。
彼は生活保護者に対する差別でも叩かれたわけだが、その話にも続きがある
要するに、貧乏人が3000円のパンケーキで贅沢するなとの話で過去に揉めていた
自分が苦労したからである。だれか、彼を咎められるのであろうか
たとえば、白人が黒人を殴る。黒人が一度「白人は殴るから差別主義者だ」と言ったらどうだろう
いじめられっ子が、人は害があり、誰1人信用できないと言ったらどうだろう
たとえば、幼い頃から母親と揉め、姉と揉め、妹と争い。学校で女の子からいじめられる
「これだから女は」一度思ったらそう
立派な差別主義者のできあがり
――世の中は偏見と経験で成り立っている。
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