防音設備付きの中古マンションを探すポイントはあるの？
中古マンションを探す際に、防音設備がある物件を見つけるポイントはありますか？ 中古マンションの中には、前の住人が部屋をリフォームして防音設備を整えた物件がまれに存在します。
これらの物件は、不動産ポータルサイトなどで「防音設備付き」「防音室あり」といった特徴が明記されています。
防音設備を備えた中古マンションは数が少ないため、特に強調される傾向があります。
建物構造による防音性の違いはあるの？
建物の構造によって防音性が異なるのでしょうか？ 住宅の構造には一般的に「軽量鉄骨造」「SRC造・RC造」「木造・合成樹脂造」の３つのタイプがあります。
中でも、防音性能が優れているのはSRC造とRC造です。
木造の場合、戸建てでは防音効果が低いとされていますが、マンションの場合はほとんどがRC造またはSRC造なので、比較的高い防音性能を持つ構造になっています。
最近の新築マンションは、防音性能が向上している物件が多いですが、過去に大量に建てられた古いマンションでは、防音性が劣る物件も珍しくありません。
また、最近増えてきたリノベーション済みのマンションは、おしゃれでスタイリッシュなデザインが売りですが、天井や壁のコンクリートが露出している内装がよく見かけられます。
しかし、このような内装は防音性能が低く、音が響きやすいため、注意が必要です。
参考ページ：楽器演奏できる物件｜防音設備付きの中古マンションを選ぶポイント
リフォーム・リノベーションで防音設備を付ける
中古マンションの中には、築年数が経過している物件では、防音等級が高くないものも多く存在します。
最初から防音設備が整っている物件に出会うのは難しいため、自分でリフォームやリノベーションを行うことが最も確実な方法です。
部屋を防音化するためには防音設備を導入する必要がありますが、コストや時間の面で制約があるため、音漏れを気にせずに楽しめるような特別な部屋を作ることが人気です。
例えば、音楽を楽しむためのオーディオルームや映画鑑賞を満喫するためのシアタールーム、子供たちが騒いでも気にしないキッズスペースなどがあります。
こうした部屋には、リノベーションが必要な場合が多くありますので、注意が必要です。
ただし、マンションなどの集合住宅においては、管理規約などで防音工事に関する制限があることがありますので、事前に確認しておくことが重要です。