山の日を使った2泊3日の登山を台風接近に伴って1泊で切り上げたため、特に何もすることがなくなってしまった休日。
朝から天気が良ければ日帰り登山でもと思いましたが、天気予報では関東近郊のごくわずかの地域だけが午後からのみ晴れる晴れとのこと。
というわけで、以前から気になっていた、婚活バスツアーで山梨県の北杜市まで向日葵ひまわりを見に行ってきました。
当日の婚活バスツアーは男女20名で50代以上のメンツばかりでした。
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婚活バスツアーの長所は相手がいなくても観光が楽しめる点ですね。
ツアーのスケジュールは
《川口→南浦和→西国分寺→高尾→韮崎》
8/14(日)は5:00起床。時計
晴れ予報の午後から向日葵を見ることができるように逆算してみると、こんな早起きになってしまいました。
早朝出発がお決まりの青春18きっぷの旅じゃないのに。
今日は移動時間が長いので、暇つぶしの本や漫画を青いリュックサックに入れて家を出ます。
川口から、JR京浜東北線電車、JR武蔵野線電車、JR中央本線電車を乗り継ぐという、中央本線沿いの登山へ行く時にいつも乗っているルートで向かいます。
早朝の中央本線下りでは登山者をよく見かけるのですが、登山者よりトレイルランニング走る人の人が驚くほど多かったですね。
手頃な山が多いからなんでしょうか。
肝心の天気は、川口でも、南浦和でも、西国分寺でも、高尾でもくもりでしたが、大月を越えた辺りから少しずつ青空が見え始めました。
そんな中央本線の車内では、電車の吊り革が下がっている鉄パイプを使って懸垂をしている元気なおじいさんがいました。
元気が有り余り、分別の無い小学校低学年ではないので、そういうのは家でやって欲しいです。
電車に乗ること3時間30分で、最寄りのJR韮崎駅に到着です。
《遅めの朝ご飯》
JR韮崎駅から歩いて5分くらいのところにある、コーヒースタンド「PEI COFFEE」で遅めの朝ご飯にします。
早朝の喫茶店の雰囲気が好きなんです。
「PEI COFFEE」の店舗は、2人掛けのテーブルが5組のみの小規模なお店ですが、内装はシンプルなのにとてもお洒落な雰囲気です。
メニューから「モーニングプレート」と「ブレンドコーヒー(深煎り)」を注文しました。
ブレンドコーヒーは本格的な深煎りで、モーニングプレートも美味しかったです。うまい!
何気に、水を入れているコップまでお洒落ぴかぴか(新しい)だったのに驚きました。
食事をしている間も、座席が空いておらず帰っていくお客さんが何組もいたので、人気店なのかもしれません。
僕も、このお店が家の近くにあったら通っちゃうと思う、素敵なお店でした
《韮崎の観音様》
朝ご飯を食べた後も少し時間があったので、JR韮崎駅のホームから見える、高台にある白い観音様を見にいくことにしました。
その途中で「窟観音」という石碑があったのでなんとなく行ってみます。
ここは雲岸寺の一部で、弘法大師空海上人が洞窟に観音様を安置したことが始まりのようですね。
洞窟を抜けた先には「窟観音堂」や「千体仏(千体地蔵尊)」がありました。
思いがけずに変わったものを見ることができましたが、肝心の白い観音様へ行く時間はなかったです。
《韮崎→明野つみとり園》
JR韮崎駅前から「茅ヶ岳みずがき田園バス」の韮崎瑞牆線バスに乗り、明野つみとり園まで向かいます。
「茅ヶ岳みずがき田園バス」の一日乗車券(1,200円)は、JR韮崎駅から明野つみとり園までの区間で複数回の乗降が自由にできるので便利です。
ちなみに、バスの乗客は僕の他に男性が1名だけでした。
向日葵って人気がないのかな冷や汗…、というのは気のせいでした。
多くの観光客は車で見に行くようです。
目的地へ続く道路は渋滞が激しく衝撃、バスは定刻より10分遅れで35分で明野つみとり園に到着です。
気になる現地の天気は、熱中症になりそうなほどの快晴晴れでした。
《北杜市明野サンフラワーフェス》
北杜市明野サンフラワーフェスは、7月下旬から8月下旬の間、24,500㎡の畑に植えられた約30万本の向日葵を無料で観ることができます。
コロナ禍の影響もあり、植えられている向日葵は例年の半分とのことでしたが…。
わーっ。なにこれ。マジで凄いんですけど~。
たくさんの観光客がいますが、向日葵畑が広いので記念撮影の場所には事欠きません。OK
同じ様な写真を撮りまくるのに気を付けつつ、向日葵畑をグルっと歩いてみます。
そんな向日葵畑の一画で、結婚式が行われていたのには驚きました。
一生に何回もない思い出になるから、多少っていうかかなり暑いのは我慢。
個人的には向日葵と一緒に南アルプスや八ヶ岳を見ることができて嬉しかったです。
向日葵畑と別の方向には富士山も見えていたのですが、誰も見向きもしていませんでした。
富士山ってみんなに注目されることが多いのに、こんな扱われ方をするのって珍しい!
恐らく一生分(笑)の向日葵を堪能した後は、出店で買った焼きトウモロコシとうもろこしをいただきます。
マイミクさんがトウモロコシの話をしているのを見て、食べたくて仕方なかったんです。
醤油を塗った焼きトウモロコシは甘くて美味しかったです。うまい!
が、日陰で休める場所を探すのがとても大変でした。
出店ではクレープ、ジュース、アイスクリームなどの商品は飛ぶように売れていましたけど、TKG(たまご掛けご飯)には誰も寄りついていませんでした。
夏の暑い日にTKGという選択肢は無いな~。
TKGをメニューに選んでしまった人は責任問題になり兼ねないでしょう。(爆)
《ハイジの村》
北杜市明野サンフラワーフェスの会場の近くの高台にあります。
ここは、アニメ「アルプスの少女ハイジ」をテーマにしており、季節の花々が楽しめます。
入園料710円を払い、もらった園内地図を片手に、気の向くままに廻っていきます。
【受付】
マスク姿のハイジがお出迎えしてくれます。
その先には、スイスをモチーフにした町並みが広がっています。
【光のチャペル】
フォト
丁度、アルプスホルンの演奏会が行われていました。
アルプスホルンを演奏する人の肺活量って凄いんでしょうね~。
【ロッテンマイヤーズ・カフェ】
周囲の皆さんと同じくハイジの大好きな白パンを買い、近くの椅子に座っていただきます。
白パンが売り切れる前に買えてよかった、よかった。
【展望台】
フォト
展望台からはハイジの村が一望できます。
ハイジの村の敷地はかなり広いです。
【バラの温室】
バラの温室の中にはバラはなく、屋外に少しだけ咲いていました。
【
様々な種類のバラがたくさん咲いており、周囲はバラの香りの洪水になっていました。
これで一番見頃の時期ではないというのだから驚きです。
【森のチャペル】
緑一面の芝生で、木陰で寝転がった持ち良さそう。
芝生の養生のために立ち入り禁止だったのが残念でした。
【ハイジのテーマ館】
フォト
本来なら一番最初に見るべき場所が一番最後になりました。
アルプスの少女ハイジってどんなアニメだったのか、ようやく思い出しましたね。
ハイジの村はサッと見て廻ったつもりでしたが、気付いたら2時間経っていました。
ハイジの村は観光だけでなく、休憩や食事もできて良いと思います。
次に来ることがあったら、レストランでチーズフォンデュを食べるぞー(注文は「二名以上」から)。
《クララ館》
フォト
ハイジの村の一部であるクララ館では宿泊だけでなく、温泉に日帰り入浴することができます。
受け付けで入浴料830円を払って湯船へ。
ここは内風呂しかありませんが、花を浮かべた花風呂や、ワインを入れたワイン風呂に入ることができます。
僕は入浴した時は、赤いワイン風呂でした。
お湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、無色透明で少しぬるぬるしています。
内風呂はガラス張りで、南アルプスの山々や富士山を眺めながらお湯に浸かれるのが良かったです。
帰りのバスの時間もあるので、40分ほどの入浴でした。
宿泊だと「ハイジの部屋」とか「クララの部屋」とかメルヘンチックなお部屋に泊まることもできるようですよ。
湯上り後は、売店で売っていた「プレミアム桔梗信玄餅アイス」を買い、JR韮崎駅行きのバスに乗り込みます。
《クララ館→韮崎》
クララ館からJR韮崎行きのバスは、始発の瑞牆山荘から乗ってくる登山者で一杯でしたが、ギリギリで座ることができました。
そう言えば、以前に瑞牆山と金峰山に登った時にこのバスに乗りましたね~。
「プレミアム桔梗信玄餅アイス」はオリジナルの「桔梗信玄餅アイス」に比べてお餅が増量されており、美味しかったです。うまい!
バスは定刻どおり25分でJR韮崎駅前に到着です。
《韮崎→高尾→新宿→赤羽→川口》
韮崎周囲の山に登ったたくさんの登山者と一緒に電車を待ちます。
東京方面に一刻でも早く帰りたい人は特急列車の「あずさ」、時間が掛かってもいい人は普通列車に乗ります。
僕は温泉に入ってサッパリしていることもあり、普通列車で帰ります。
帰りの電車では持ってきた漫画「王様ランキング」と本で楽しみました。
北杜市明野の向日葵は凄いと聞いていましたが、実物を目にすると壮観でした。
また、ハイジの村にはさほど興味はなかったのですが、行ってみると中々良い所でした。
調べてみるとハイジの村は、日本一長いバラの回廊で有名なバラ園なんですね。
今回の婚活バスツアーで50代のサラリーマンの男性と知り合いました。
バツイチの男性ですが今回のツアーで意気投合して彼とバラの綺麗な時期に訪れたいと思います。