中古マンションの査定において考慮される要素
中古マンションの査定では、まず物件の広さが重要な要素となります。
価格は専有面積に値段をかけることで算出されるため、広いほど価格は高くなります。
ただし、この際に注意が必要です。
なぜなら、狭い部屋のほうが1㎡あたりの単価が高めに計算されることが多いからです。
つまり、広くなればなるほど、相対的に割安感が生まれると考えられます。
また、地域によっても査定価格は異なります。
なぜなら、それぞれの地域にはターゲットとなる住民のニーズが存在するためです。
したがって、そのニーズに合致する物件は一般的に高く評価される傾向にあります。
一方、設備は査定価格に与える影響は他の項目に比べて比較的低いです。
なぜなら、中古マンションを購入する人々は、リフォームを前提として考えていることが多いためです。
ただし、築浅の物件の場合は買主がリフォームを考えていないこともあります。
その場合、設備によって査定価格が変動する可能性があります。
たとえば、難しい後付けが必要な生ゴミ用のディスポーザーが付いている場合は、査定価格が高くなるでしょう。
さらに、中古マンションの共用施設も査定の対象となります。
エントランスや外壁などの見た目に影響する部分が良好であれば、査定額は高くなるでしょう。
また、住民が利用できるスポーツ施設やラウンジなどがある場合も、査定額が高くなる要因となります。
当然、施設内の状態も評価の対象になります。
さらに、管理体制も査定のポイントとなります。
一般的に、マンションの管理は会社に委託されています。
査定では、委託された会社の管理員がマンションをどれくらいの時間管理しているのかが注目されます。
常時管理が行われている場合は評価が高くなりますが、管理人が不在の時間が長い場合は評価が低くなる傾向にあります。
最後に、管理費も査定に影響を与えます。
参考ページ:名古屋市不動産売却手続き方法|売却の流れや注意点について
マンションに住む際には管理費がかかりますが、その管理費に含まれる修繕費が査定価格に関わります。
他のマンションと比較して修繕費の割合が大きい場合、売れにくいと判断され、査定額は低下する可能性が高いです。
したがって、自分のマンションの修繕費を事前に確認しておくことをおすすめします。